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冷凍マグロの水揚げからお客様の元へ届くまで

海からの贈り物、天然の産物である天然鮪の水揚げから商品完成までの工程を一挙大公開します!

延縄鮪漁船が清水港に帰ってきました!
約1年間の操業期間を経て、1隻あたり約300トンものマグロを載せて帰ってきました。乗組員さん達のおかげで日本のマグロ刺身文化が成り立っています。
写真のように船からクレーンを使って最大350kgにもなるマグロを吊るして水揚げしていきます。
鮮度保持のためマイナス50℃以下に凍った大きなマグロはまるで岩のよう!?

水揚げ時に1次選別がおこなわれます。
専用の出刃を用いた選別、通称“出刃選”(でばせん)。
目利きのプロが魚の品質を瞬時に見極めていきます。
水揚時には魚種やサイズ、品質等によって分別していきます。
マグロが溶けないように素早く行う必要があり、時間との勝負です。

超低温輸送を可能としたトラックに積み込まれて超低温冷凍倉庫へと運ばれます。どのマグロも外側や端から溶けている様子はないですね。品質・鮮度を保ったまま水揚げが終了しました。

これが超低温冷凍倉庫の内部です。
常にマイナス50℃以下の温度に保たれていて、見てるだけで寒くなるような極寒の世界。
マグロの品質を保つためにはこの温度が重要になります。
お届けする天上鮪商品の賞味期限を10日と設定している理由もここにあり、家庭用冷凍庫(マイナス18℃)では長期保存できずにマグロの品質が劣化してしまいます。食べ忘れて冷凍庫に入れっぱなしにしてしまうと真っ赤なマグロが真っ黒になってしまいます。必ず期限内に美味しくお召し上がりくださいね。

従業員が乗っているカプセル型のフォークリフトなら暖房機能も付いているので倉庫内作業も安心です。

マグロの選別第二弾!
出刃選の次は尾部位をカットし、その尾を溶かして選別します。
通称“尾切り選別”と呼びますが目利きのプロが1本1本選別していきます。
出刃選で分別したマグロをさらに脂・色味・鮮度などでランク分けしていきます。

この2つの尾を見比べてください。
見た目の違いが明らかですよね!
左側が鮮度・色味・脂のりのいい評価の高いマグロです。
さらに厳選したマグロが「天上鮪」ブランドと認定され、極撰の逸品となります!取り扱うマグロの1%にも満たない超希少な上質なマグロです。

いよいよマグロの解体(加工)が始まりました。
冷凍鮪専用の電動のこぎりで割っている様子です。
見てわかる通り背骨が真っ直ぐではないですね。
この骨に沿って切断する技術が求められます。

お客様の求める規格に応じて皮を剥くケースと剥かないケースがあります。
曲がり刃を用いて皮剥き、血合い面の整形をしていきます。
ここでは必要に応じて中骨、腹骨等も除去します。

この形に見覚えありませんか?
サクへの加工がおこなわれています。
切っている部位は皮身ブロック(その形状からカワラと呼ばれます)。
脂の乗っている皮身部位がいわゆる中トロになりますが、すべてのマグロに脂が乗っているわけではありません。

商品が梱包された後は金属検出機に通していきます。
マグロに金属?と思われるかもしれませんが、マグロを漁獲する際に使用した漁具が残っていたら大変です。
安全・安心に供給することが何よりも大切なことです。

マグロ事業の裏側いかがでしたでしょうか。
当社は原料買いつけ(仕入)から保管・加工(製造)・発送まで一元管理で徹底した鮮度・品質管理をしています。
お届けする商品は、解凍の手間はありますが鮮度・味には絶対の自信を持っています!
楽や便利はそのものの味わいや趣きが感じられなくなってしまいますよね。食べる頃にはいい色になっているマグロを解凍する楽しみも合わせてご堪能ください。
※解凍方法チラシを商品に同梱していますのでどなた様もおいしくお召し上がりいただけます。
漁獲直後の鮮度抜群の天上鮪、超希少ゆえ数に限りがございます。ぜひご賞味ください!